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2026/01/19

整ってくると、「楽になった!」より先に、違和感が出ることがあります。


軽いだるさ。
ぼんやりする感じ。
今までと何かが違うような、落ち着かない感覚。


ヒーリング整体をしていると、この反応はとてもよく起きます。

でも多くの人は、そこで少し不安になります。


「ちゃんと良くなっているのかな」
「前より調子が悪くなった?」
「このままで大丈夫だろうか」


けれど、力が抜けたあとに訪れる違和感は、悪いサインではありません。


むしろ、長く続いていた緊張が終わった証。

ずっと入っていた力が抜けると、身体は一度、“支え直し”の時間に入ります。


今まで力で保っていた姿勢。
気合で動かしていた感覚。
無意識に耐えていた状態。


それらがなくなると、一瞬、頼りなく感じる。

でもそれは、崩れているのではなく、組み替えが起きている途中。


頑張ることで安定を保ってきた人ほど、この違和感を「失敗」と感じやすい傾向があります。


力を抜く=弱くなる
止まる=後退する


そんな感覚が、どこかに残っている。

でも実際には、身体は今、無理のない形に戻ろうとしています。


力が抜けたあとの違和感は、新しいバランスを探しているサイン。


すぐに元気にならなくていい。
分かりやすい変化がなくてもいい。


少し居心地が悪いくらいが、ちょうどいい途中経過。

その違和感の先に、自然な安定があります。


だから、急いで戻ろうとしなくていい。
前の感覚に引き返さなくていい。


力が抜けたあとに訪れる違和感は、整いが、ちゃんと進んでいる証拠です。


2026/01/18

「整いましたね」と言われたとき、何がどう変わったのか、うまく言葉にできない人は多いと思います。


痛みが消えたわけでもない。
急に元気になったわけでもない。

ただ、どこかに戻ってきたような感覚。


ヒーリング整体をしていると、
私はその状態を「身体の中心に戻ってきている」と感じます。


身体の中心とは、お腹の奥だったり、背骨の内側だったり、人によって少しずつ違います。


でも共通しているのは、力が入っていないのに、安定していること。

整う前は、意識が外に向いていることが多い。


周りのこと。
やらなきゃいけないこと。
考え続けていること。


その状態では、身体の感覚は、頭や胸のあたりに集まりやすくなります。


ヒーリング整体の途中で、呼吸が下へ降りてくると、意識も一緒に下がってきます。


足の重さを感じる。
座っている感覚がはっきりする。
お腹の奥に、静かな重さが生まれる。

それが、中心に戻ってきているサイン。


このとき、「シャキッとする」わけではありません。
むしろ、少しぼんやりする人もいます。

でも、不安定ではない。


中心があると、揺れても戻れます。
外から何か起きても、全部を持っていかれない。


意識が上に集まりやすい人ほど、中心を見失いやすい傾向があります。


考えすぎる。
先を見すぎる。
人に合わせすぎる。


そうやって中心から離れても、戻る場所を身体が覚えていれば、大丈夫。

身体の中心に戻るとは、何かを頑張ることではなく、戻れる場所を思い出すこと。


整ったあとに感じる、あの静かな安定感は、その感覚が戻ってきた証拠です。


今日、何かを変えなくていい。
ただ、今どこに意識があるかを感じてみる。

それだけで、中心への道は、もう始まっています。


2026/01/17

ヒーリング整体は、触れずに整える時間があります。


触れていない。
動かしていない。
声もかけていない。


けれどその時間こそ、身体がいちばん忙しく動いている瞬間だったりします。

触れない時間は、身体に任せる時間。

外から何かを加えないことで、内側の感覚が前に出てきます。


力を抜く場所。
呼吸が戻る場所。
内臓が動き出すタイミング。


それらは、指示されると止まってしまうことが多い。


「こうしてください」
「ここを緩めましょう」

その言葉があるだけで、身体は無意識に、応えようとしてしまいます。

触れない時間は、応えなくていい時間。


ヒーリング整体では、変えようとしないことで、変化が起きます。

最初は、何も起きていないように感じるかもしれません。


でもよく観察すると、

呼吸が変わる。
まばたきが増える。
お腹が小さく動く。


それは、身体が自分のペースを取り戻しているサイン。


「ちゃんと反応しなきゃ」と思いやすい人ほど、この時間に、最初は戸惑います。


何も求められていない。
何もしなくていい。
その状態に、慣れていない。


けれど、触れない時間を重ねるほど、身体は自分で動き始めます。

外から整えられるより、内側から整うほうが、ずっと静かで、深い。

触れない時間は、放置ではありません。
信頼です。


身体を信じること。
余計な介入をやめること。

その選択ができたとき、身体は、ちゃんと応えてくれます。


動かされるのではなく、動き出す。

触れない時間が、整いを進める理由は、そこにあります。


2026/01/15

気持ちが動かないとき、私たちはつい「心の問題」だと思いがちです。


やる気が出ない。
楽しいと感じられない。
前みたいに気分が上がらない。


でもヒーリング整体をしていると、その背景に、内臓の静けさがあることをよく感じます。

内臓が元気に動いているとき、人の心は、自然と反応します。

お腹が空く。
眠くなる。
ほっとする。
なんとなく安心する。


それは感情というより、もっと手前の、生理的な反応。

けれど疲れがたまったり、緊張が続いたりすると、内臓は一時的に、動きを抑えます。


消化すること。
巡らせること。
外へ出すこと。


それらを最小限にして、まずは守りに入る。

すると、心も一緒に静かになります。

感情が湧きにくい。
考える気力が出ない。
何をしたいか分からない。


それは、怠けているわけでも、気持ちが弱っているわけでもありません。

内臓が、「今はエネルギーを使いすぎないで」とブレーキをかけている状態。


心で何とかしようとする人ほど、内臓の疲れに気づきにくい傾向があります。


気合いで動こうとする。
前向きに考えようとする。
理由を探そうとする。


でも、内臓が静かなままでは、心だけを動かすことはできません。


ヒーリング整体では、感情を無理に引き出そうとはしません。
まず、内臓の動きが戻るのを待ちます。


呼吸が深くなり、お腹が温かくなり、小さく音が鳴る。

そのあとで、気持ちは、自然とついてきます。


心が動かないときは、何かを変えようとしなくていい。
まずは、身体が動きたがっているかどうか。


内臓が静かなとき、心もまた、休んでいるだけ。

動き出すタイミングは、ちゃんと身体が知っています。


2026/01/14

何かが起きたとき、私たちはまず、言葉で理解しようとします。


なぜこうなったのか。
原因は何か。
どうすればいいのか。


けれど実は、身体は言葉よりずっと早く、すでに気づいています。


調子を崩す前。
気持ちが追いつかなくなる前。
身体は、小さなサインを出しています。


なんとなく重い。
理由はないけど疲れる。
呼吸が浅い気がする。
同じところが、何度も張る。

それを、「気のせい」「まだ大丈夫」と頭で処理しているうちに、身体の声は、少しずつ大きくなっていきます。


ヒーリング整体をしていると、「自分のことが分からない」と話す方ほど、身体の反応がとてもはっきりしていることがあります。


触れる前から、呼吸が浅い。
力が抜けない。
内側が忙しい。


言葉では整理できていなくても、身体はすでに、状態を教えてくれている。

感じるより先に、考えるタイプの人ほど、身体のサインを後回しにしやすい傾向があります。


ちゃんと理由が分かってから。
納得してから。
説明できるようになってから。


そうしている間に、身体は一人で、頑張り続けてしまう。


整いが始まるとき、言葉が増えるわけではありません。


むしろ、考えが一瞬止まる。
説明しようとする気持ちが緩む。

そのとき、
身体はようやく主導権を取り戻します。


分からなくてもいい。
言葉にできなくてもいい。

今、どう感じているか。
それだけで、充分な情報です。


身体は、いつも先に知っています。

あとは、追いついていくだけ。

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