【Day26】施術中、私が見ているポイント
2026/01/29施術中、「どこを見ているんですか?」と聞かれることがあります。
身体のどこが歪んでいるか。
どこが悪いか。
どこを整えればいいか。
そう思われがちですが、私が見ているのは、“問題”そのものではありません。
まず見ているのは、その人の身体が、今どれくらい緊張しているか。
呼吸は、どこまで入っているか。
力は、どこで止まっているか。
安心していそうか、まだ気を張っていそうか。
触れる前から、身体はたくさんのことを教えてくれます。
次に見るのは、変化のスピード。
早く反応する人もいれば、しばらく何も起きない人もいます。
その速さに、良し悪しはありません。
むしろ、その人がどんなペースを持っているのかを知るための大切な情報。
施術中、大きな動きや反応がなくても、私は慌てません。
呼吸が少し変わった。
まばたきが増えた。
身体が、ほんの少し沈んだ。
そういう小さな変化を、静かに追い続けます。
逆に、分かりやすい反応が出たときほど、慎重になります。
一時的な反応なのか。
本当に、身体が選んだ動きなのか。
その見極めが大切。
施術中の反応の意味も、より立体的に見えてきます。
反応が早いのは、敏感だからかもしれない。
止まるのが苦手だからかもしれない。
動かないのは、鈍いからではなく、慎重だからかもしれない。
施術中に私が見ているのは、「変わったかどうか」ではありません。
今、どんな関わり方がその身体にとって安全か。
急がせていないか。
期待を乗せていないか。
こちらの都合を押しつけていないか。
それを、常に確認しています。
ヒーリング整体は、技術を披露する時間ではありません。
身体が、自分の力を使えるようになるまでの、伴走の時間。
施術中、私が見ているのは、答えではなく、その人の身体が選ぼうとしている方向です。