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本質に戻ると、身体は元気になる、とは限りません。
軽くなる、とか前向きになる、とか何かができるようになる、とも限りません。
本質に戻ったとき、身体に起きるいちばん大きな変化は、静かになることです。
ヒーリング整体をしていると、この瞬間に立ち会うことがあります。
大きな反応が出るわけでもなく、劇的な変化が起きるわけでもない。
ただ、その人の内側の騒がしさが、すっと引いていく。
説明しようとしなくなる。
頑張って伝えなくなる。
正解を探さなくなる。
身体が、「もう守らなくていい」と判断したときの反応です。
多くの不調は、身体がうるさい状態で起きています。
あれもしなきゃ。
これも足りない。
まだ足りない。
もっと頑張らなきゃ。
そのざわつきが、呼吸を浅くし、内臓の動きを止め、緊張を常態化させていく。
本質に戻るというのは、理想の自分になることではありません。
「本当は、ここまでしなくてよかった」という地点に、戻ってくること。
本質から離れているときほど、無理が増えています。
自分の性質に合わない選び方。
自分のペースを無視した生き方。
自分の感覚を後回しにした判断。
それらを少しずつやめていくと、身体は、自然に静かになります。
静かになるというのは、止まることではありません。
ちゃんと動いているけれど、騒いでいない状態。
呼吸が続いている。
内側が巡っている。
余計な力が入っていない。
それが、本質に戻った身体の状態です。
この状態になると、人はあまり多くを語りません。
でも、自分の選択に迷いが少なくなる。
無理な場所に、長くいなくなる。
本質に戻ると、身体は、もう大声で訴える必要がなくなります。
痛みや不調で止めなくても、ちゃんと方向転換できるから。
このブログで書いてきた「整い」は、特別な状態をつくることではありません。
本質から外れた分だけ、戻ってくること。
戻ってきたとき、身体は静かです。
それが、回復のいちばん深いサイン。